菩薩

明日はないの菩薩のレビュー・感想・評価

明日はない(1939年製作の映画)
3.9
見栄晴が闇営業に手を出して嘘がバレてメンタルが崩壊して霧の中に消えていく話。ってまぁこれも半分嘘で半分は本当。キャバレーの踊り子として裸体を晒し女手一つで子供を育てる主人公が、かつての恋人と偶然街中で再会(こんなの実際あんのか…?)、現在の生活ぶりを悟られまいと「裕福に暮らしてますけど何か?」を装い、彼が国に帰る3日間をなんとかやり過ごそうとするが、当然全てが計画通りになど行くはずも無く…オワタ\(^o^)/となるお話。いい奴そうだったから「いやなぁ…実はなぁ…こんな事がありましてん…」と素直に打ち明ければええんちゃうのと思いつつ、彼女が守りたかったのは「彼との素晴らしい思い出」なわけだし、それが自分のプライドにも、ひいては子供の幸せに繋がっていくのだから😔な感じである。見栄を張るには金が要り、夢を見るには夜の闇は暗過ぎると、ちょっと人生しんど過ぎませんか…。にしたって彼女に想いを寄せる同僚のアンリ君が隅から隅までぐう聖過ぎて、あいつと所帯を持てば良かったのでは…?なんて気がしないでも無い。にしてもおっぱいだし、おてぃむてぃむだった。嘘はあかん、嘘から始まったところで嘘で終わるだけだ、嘘はあかんど…。
菩薩

菩薩