ひば

アントマン&ワスプのひばのレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
4.0
私たちが気付くことのない小さなもの、間、影が大きな味方となって助けてくれる心強さが見事にユニークな引き出しとなっており、これでもかとワクワクさせてくれる。またストーリーの本筋である量子空間への再突入という偉大なる一歩は家族のためか?それとも自分のためか?命を差し出す危険性が存在の証明と兼ね合わされシリアスな味を出しており、どちらの色合いもお互いを邪魔しておらずバランス良くまとめられていました。

シビルウォーでのジャイアントマンを思い出す限り、恐らく運動神経の長さは変化しているので、つまりは小さければ小さいほど脳に信号が届くまでの時間が縮まって素早く動けるんですね。うろ覚えで申し訳ないんだけど、確か設定では運動エネルギーはサイズ変更でも変わらなかったはず。そりゃみんな欲しがるわけだ、1作目のイエロージャケットも最強の軍隊を欲しがってたわけだもんね。
個人的には何もかも低コストで済みそうだから惹かれるものがある、食べ物だって少しでいいんでしょ笑

マルチバースは夢の話ではないと思うんです。手の届かないところにあるようで、けどもしかしたらもう技術は追い付いているのかも。以前宇宙滞在によって身体に変化が起きたというニュースがありました。重力で変化が起きるなら、私たちを形作る粒世界に突入した際、なにかしらの変化が起きないとは言い切れません。その時どんな人間になっているのか、楽しみですね。
量子空間への往き来が実現したとしても、1作目で主人公スコットが選んだ、"娘にとってのヒーローになりたい"、そして今作の"引き離された家族を戻したい"といったように、少しだけ魔法の力を借りるといったような愛ある優しい道を選びたい。科学は魔法だよ。勉強すれば誰でも魔法使いになれる。やはり遠い話ではないね~

個人的にワスプはCOOLだけどアントマンはダメダメっていう宣伝が嫌。だって彼博士課程通ってるめちゃくちゃ頭いい人だし、誰にでも親切だし、アリの命だって大事にしてる、なんていってもあの誰もが好きになっちゃう人柄よ…。バツイチってそんな悪いことかな。犯罪歴があるってことを除けば基本的に素晴らしい人だと思う
ひば

ひば