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アントマン&ワスプのhi1oakiのレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
4.0
MCUからのゲスト無しで、それはそれは大変な事になっているMCU本筋からは脱線した所で展開されるSFコメディ。その中でもひたすら脱線し続けるマイケル・ペーニャが絡むシーンはどこも満点! 脱線こそこの作品の魅力でありクセになる理由。
MCUの主戦場である東海岸ではなく、物理的にも心情的にも距離をおける西海岸が舞台なのもカラッとした雰囲気に一役買っている。
前作がエドガー・ライト降板からのペイトン・リード監督就任で、不安混じりで観てみたらサイコー!って感じだったんだけど、今回で確信した! ペイトン・リードは早くマイケル・ペーニャとポール・ラッド使って、ディズニーの監視下に無い映画撮って欲しい(なんなら社員の2人も)。頼む!
小さくなったり大きくなったりすることを、どういう風に見せたら面白いかをちゃんと考えて丁寧に作ってる。それってこの映画を作るには当たり前のことなんだけど、その当たり前のことがガチャガチャした編集やこけ脅しにならず、観るものにスッと入って来てスカッと笑わせてくれる。
昆虫モチーフでという事もあり、人間サイズ時のバトルの仮面ライダー感が半端ない。敵も怪人っぽいしね。
そしてミシェル・ファイファーの老いてなお…という麗しさよ! スクリーンでの存在感が別格。まだキャットウーマンやれるよ。
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