家族愛というシンプルなテーマを、ユニークなアクションと分かりやすいユーモアで味付けした、見事なファミリームービー。
安定の面白さではあるが、ジェームズ・ガン解雇問題がオレの中で尾を引き過ぎていて、素直に楽しめない。
ビッグマックを食ってる時も、深夜の赤信号をスローモーションで通行している時も、「燃えよドラゴン」を見ている時も、ずっとジェームズ・ガンのことを考えているオレが、まともな精神状態でマーベル作品を鑑賞出来る筈がないのだ。
笑いのベクトルは、ガーディアンズやデップーの方が好みだし、MCU全体のストーリーを追う上で必見というわけでもない。
が、アントマンならではのカーチェイスや、スタン・リー史上最高レベルの爆笑シーンなど、楽しい要素も多々あった。
これはこれで良い。
それでも、エドガー・ライトならもっと面白かったろうなあ…とどうしても考えてしまう。
それから、やっぱりこれだけは言いたい。
アラン・ホルンよ、まだ間に合うぞ。
