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アントマン&ワスプのhirogonのレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
4.1
小さくなったり大きくなったり、ホント楽しいです!
そんな伸縮自在の能力とアクションが合わさった面白さは、本シリーズならでは。
本作では、ワスプことホープ(エバンジェリン・リリー)がアントマンを凌ぐ活躍!

スコット(ポール・ラッド)は、シビル・ウォーでキャプテンに協力してソコヴィア協定に違反した罪で2年間の軟禁状態。後数日で自由になるという設定。
ということで、足に発信機を付けられてモニターされ、家を出たらすぐFBIが駆けつけるという状況。

ハンク博士(マイケル・ダグラス)の研究所争奪戦と量子世界に囚われてしまった初代ワスプのジャネット(ミシェル・ファイファー)探しが今回の大きなテーマ。
前作で、量子世界を体験して戻ってきたスコットが、量子世界と現実世界を繋ぐ存在となる。

スコットは、軟禁期間にも関わらずジャネット救出作業のためにホープに連れ出される。
研究所を奪おうとするのは、ゴーストとバーチ一味。
ここにスコット、ホープ、ハンク、ルイスやFBIらが入り乱れての争奪戦が展開されます。

とにかく笑えるところが満載!

スーツの不調で幼児程度の中途半端な大きさの可愛いアントマンも見れます。
大きくなりすぎると副作用として眠くなるというのも面白い。
量子トンネルの影響でジャネット化するスコットの演技も笑えます。

ルイス(マイケル・ペーニャ)らのオトボケ三人組も健在。
ルイスは今回社長さん。自白剤のくだりは笑えるなあ。
ルイスさん、前作同様にムダに長いお喋りが炸裂!
今回は、その状況がさらに笑いを誘います。

ハンク博士が持っているカーコレクションケースはいいなあ~。
欲しいタイミングで好きな車を自在に出せるんですもん。
ルイスがノリノリで好きな車を運転して、小さくなったり大きくなったりのカーチェイスも最高でした!

スコットと見張り役のアジア系のFBI捜査官とのやりとりもいい感じ。
キャシー役の女の子、アビー・ライダー・フォートソンがキュートです。子どもながらに父親思いの行動が可愛い。


(以下、ネタバレ)
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ゴーストことエイヴァ(ハナ・ジョン=カーメン)が、悪役としてはやや中途半端な感じ。
完全な悪ではなく自分の苦しみの故の行動なのだが、人を傷つけることに対してやや自分勝手な印象。
エイヴァを助けるビル・フォスター博士(ローレンス・フィッシュバーン)が、人を傷つけてはいけないと注意しても自分中心の考えは変わらない。しかし、自在に物体を通り抜けるその能力は無敵感はあります。
アントマンとワスプの二人がかりでも手こずってましたから。
バーチ一味は、悪役としては弱いが、その役不足な感じもアントマンぽくてありかな。

研究所争奪戦の結果は?エイヴァはどうなるのか?
実世界と量子世界とを繋ぐ量子トンネルによるジャネット救出作戦の行方は?
スコットは軟禁期間を無事終えることが出来るのか?
色々と興味は尽きません(笑)

そして、ラストとエンドロール後の展開で、アベンジャーズとの関連が示唆される。ただ「アベンジャーズIW」見てない人には、よく分からないのは不親切ですが…。
アベンジャーズの続編との関連も気になりますが、アントマンシリーズの楽しさを堪能できる作品でした。
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