このレビューはネタバレを含みます
縮んだり戻ったりの緩急溢れるバトルが見ものだった１と比べて２は逆にウルトラマン化！ あんな細か〜いユニークな戦闘がウリだったにも関わらず、今度は海にザバーンって。なんだその予想の裏切り方……おもろいやないけ。
ただ、正直ストーリーに関しては、前作にくらべてややこしくなっているといった印象は拭えない。
住居兼研究所のキャリーバッグを狙ってやってくるゴースト系女子と闇のブローカーたちのごちゃごちゃしたやり取りが始まるのだが、これ「襲ってくるのどっちかじゃだめなの？」というのが個人的感想である。
そんな新キャラと新要素のせいで説明が多く、アクションも少なめに。中盤のダレた展開のせいで、闇のブローカーのおっさんがなぜあんなに研究所を欲しがっているのか、その理由もすっかり忘れてしまった。（責任転嫁）
さらに今作は初代ワスプであるお母さんを量子の世界から助け出すという話も入ってくるからもう大変。
何で再会できるのか、その原理については説明されてもさっぱりだがいざ再会のシーンとなると、さすがにグッとくるものがあります。
ただ、びっくりしたのは30年間閉じ込めてられていた割にがっつりメイクでめかしこんでいたこと。しかもかなりの現代風メイク！ どうやって最旬トレンドを取り入れてたんだよ。ずっと閉じ込められてたんだから、それなりに年代物感あふれるビジュアルなほうが感動も大きいと思うのは私だけだろうか。
露骨にウケを狙っている箇所も目立つようになったけど、笑いの数は前作より増えているので…トータル面白かったです！
