ハリィしろかわ

アントマン&ワスプのハリィしろかわのレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
4.0
【 アクションコメディの良作!「アントマン&ワスプ」】

マーベル映画ファンの私、先日、マーベル映画最新作の本作を鑑賞。
シリアスな作風や年々スケールアップする(地球の平和を守れ!宇宙の大魔王を倒せ!国家の陰謀を暴け!等)ほかのマーベル作品と違い、本シリーズは、

・「家族のため」「仲間のため」に身の丈サイズの問題に取り組む親近感

・アントマンの身の丈が小さくなったり大きくなったりすることから生まれるギャグやアクション

・主役のポール・ラッドや脇役のマイケル・ペーニャの芸達者なコメディセンス

を堪能するアクションコメディーなのが肝。
特に本作では、アントマンスーツの不備から、アントマン本人の意志を無視してサイズ変更することからくるドタバタぶりが笑いのツボ。

また、アントマン&ワスプのバディアクションと敵のゴースト(物体を通り抜けたりする)とのバトルのテンポの良さ、そして毎度おなじみのマイケル・ペーニャの「長い説明」コントやポール・ラッドの「憑依芸」が最高に楽しい。

特にマーベル映画としての前作「アベンジャーズ/インフィニティーウォー」がヒーロー&ヒロイン大量出演の割に、煮え切らなかったストーリー展開で軽いストレス&胃もたれを感じていたので、本作は一種の清涼剤的な効果もあり、いい意味で気楽な観ることができました。

あと、「アイアンマン」とか「スパイダーマン」はニューヨーク等の東海岸側が舞台なのに対して、本作は西海岸側を舞台にしているので、何となく舞台の雰囲気がほのぼのしているのも、私のお気に入り。

まぁ、確かに敵が弱すぎとか、ラストの展開がご都合よすぎ、っていうご指摘も分かるけど、
そういう展開は「アベンジャーズ」におまかせすればいいと思う。こういう展開にすると割り切ったマーベルの英断に感心。

いい意味で、何も考えずにストーリーを楽しみたい方には、本作をオススメします。


といいながら、エンドタイトル後の展開は、「アベンジャーズ/インフィニティーウォー」に繋がっており、いよいよアントマンもアベンジャーズに再度参戦する模様。
ちなみに私の隣の席のご夫婦は、この内容が全く理解できなかったご様子。
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