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アントマン&ワスプのFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
3.8
 マーベルというか、ディズニーはしたたかだ。
 どこまで儲けようというのか。あらゆるパターンのヒーローを登場させて、あらゆる層に受けるようにする。
 「アベンジャーズ」ではシビアな戦いを見せ、「スパイダーマン」ではティーンでスクール青春ものを描き、ここではコメディときたもんだ。
 真面目で絵柄も暗いトーンのDCヒーロによるジャスティス・リーグでは、この「アントマン」の芸風は難しい。
 大きさを変えられるアントマンの設定は、映画を作る側から見ても自由自在だ。都合よく不調になり、都合よく機能する。
 マーベルヒーローものは、その個性を活かしつつ、制作側の思いどおりにキャラクターを動かす。
 それが巧い。
 わかっていても続編を見たいと思わせてしまう。

 ミシェル=ファイファー、ティム=バートン監督版『バットマン』ではキャット・ウーマンだったではないか。『氷の微笑』などセクシーなミステリーの主人公だったマイケル=ダグラスともども年をとったなあ。感慨深い。
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