ボブ

アントマン&ワスプのボブのレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
3.5
2018/9/9鑑賞。
シビルウォーに参加したスコットはFBIに外出を禁止され、愛する娘に会いに行く事も出来ない。
軟禁生活も残り3日というある日、彼はピム博士と娘のホープに誘拐される。
勝手にアベンジャーズに参加したスコットと険悪になっていた2人だったが、かつて量子世界へ取り残されてしまった博士の妻ジャネットを救おうと、再び3人は手を組む事に。
しかし、量子世界へ行く為に必要な装置を謎の女性「ゴースト」に奪われてしまい…という話。

物体を大きくしたり小さくしたり、アントマン(ワスプ)のギミックは実に映画向きで、今作も見ているだけで面白いです。
前作でネタ切れかと思いきや、物質をすり抜けるゴーストとのバトルも良いアクセントに。ただ、ゴーストはすり抜け以外に能力がある訳ではないので、バトルが続くと若干飽きてきます。
神々だの宇宙だの壮大なテーマが多いMCUにおいて、等身大でコメディタッチのアントマンは1つの安らぎですね。
スコット役のポール・ラッドがジャネットに乗っ取られたシーンの女性演技は、もう本当にオカマというか女性そのもので、凄いと思う反面笑いました。
大好きなマイケル・ペーニャの自白剤シーンも傑作。学校に潜入するシーンも、巨大アリが自宅でくつろぐシーンも、大いに笑わせてもらいました。
不満な点と言えば、今回は明確な敵が不在だった部分。三つどもえの構成はやや苦肉の策といった感じでしたね。
最後の最後で「え、ウソでしょ…」という絶望もあり、大満足。
絶対にインフィニティーウォーを鑑賞してから見てください。
75点。
ボブ

ボブ