Ren

リメンバー・ミーのRenのレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
4.0
ピクサー完全復活。練られた脚本と石橋陽彩くんの歌声に夢中になり、久しぶりに劇場で号泣してしまった作品でした。

音楽というモチーフもキャッチーだし、カラフルで色鮮やかな死者の国という舞台もこれまたキャッチー。前作『カーズ/クロスロード』から一変、より分かりやすく、全年齢対象に間口を広げた印象です。伏線回収も鮮やかで、脚本もよく出来ています。
“身内の抑圧を理由に夢を諦めることはない“ ことを描く一方で、家族という血縁の素晴らしさを肯定する作品。かなり理想論ではありますが、だからそこ今作のようなラストを夢見る人も多いのではないかと思います。これ、現代なら音楽を ”ゲーム“ とか ”YouTube” とかに置き換えてみてもいいのでは?
そして白眉はなんといっても、『音楽はいつまでも』とともに語られるエピローグでしょう。“あの音“ が鳴った瞬間に涙腺崩壊。あそこでどうして泣かずにいられようか...。

何より、キーとなる曲のタイトル、そして作品自体の核となる部分に簡潔に踏み込んだ『リメンバー・ミー』という邦題が素晴らしい。日本では当初『ココばあちゃんのバラード』という邦題で宣伝を出していたのですが、変えて良かった!