るん

リメンバー・ミーのるんのレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
4.5
⁂死者の日は日本で言うところのお盆かな⁂

まず、吹き替えで観たんですけど、ヘクター役の藤木直人さん吹き替え上手くないですか?途中まで全然分からなかったです。

最高でした...本当に観に行ってよかった。音楽ももちろん良いけど、あっと目を惹く色彩豊かなシーンが最高!
"死"だけで言ってしまえば、多くの人のイメージは黒やグレーの暗い色を連想すると思う。でも、あえて明るく華やかな世界で死の世界でも死んだ人たちは幸せに暮らしてることでファンタジーに描けてディズニーらしさも出ててとても好きでした。

でも画面は明るくてポップに感じても、ディズニーピクサー側が伝えたい「本当の死とは誰の記憶からも消えてしまうこと、2度目の死。」というのはしっかり重くてズンと伝わって来る。

メキシコの死者の日は日本で言うところのお盆に近いのかなと思った。1年に1度先祖がこっちに来る、道がわかるように花びらを散らす(日本だとナスとキュウリで動物だっけ?)etc...なんだか遠い国の文化でも親近感が沸いて観やすいのでは?

なんで原題がCocoなのかもわかってホロリ。おばあちゃんの終盤の笑顔...。゚(゚´ω`゚)゚。

--------------------------------------
関係ないティムバートンをここで出すのはどうかと思うけれど、これを観ながら「コープスブライド」を少し思い出しました。
コープスブライドも大好きな作品で、死をファンタジーで描いてる点は同じ。(あちらはダークファンタジー?)
でも、もしも...もしもティムがリメンバー・ミーを描いたらきっとこんなにカラフルではないんだろうな。どちらもコミカルさはあるけれど、視覚的には対照的だなって思う。
きっと多くの人のイメージにある "死らしい死" に近いものを描いていたのかな、なんて思ったり。どっちが良い悪いとかではなく、死の世界を描いてるという点でティムを思い出したひとりごとでした( ˘ω˘ )
るん

るん