へたれ

リメンバー・ミーのへたれのレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
3.4
良かったとこ1 カラフルな死者の世界
ピニャータみたいな色彩の死者の世界を遠景で一望させるシーンなどは、とても手間がかかった映像で見応えがあった。

良かったとこ2 歌全般
マリアッチの曲のようなウンポコロコとか、ギターを使った楽しい曲をがいくつかあった。また、ギターの指運びをちゃんと再現しているのもさすが。

ダメだったとこ1 お膳立てが多すぎる設定
まずメキシコの死者の日という現実の設定。次に死者の世界をピクサーお馴染みの現実社会のモチーフで描くという設定。さらに架空の有名歌手の超有名曲という設定と、その曲を何年にも渡って聞いてないように振る舞う家族がいるという設定。死者の日以外は全てこの映画の中でしか通用しない設定なのに、何層にもわたって設定を飲み込まないとストレートな感想にたどり着けない効率の悪さ。頭はいいけどロジカルな足し算しかできない脚本家達の、盛り盛りな辻褄合わせに付き合わされている感じ。

ダメだったとこ2 書き割りみたいな家族キャラクター
先祖代々を敬う話のはずが、一部を除いてキャラ立ちが希薄なので、祖先達が誰が誰だか全く印象に残らない。

ダメだったとこ3 ダメ押しのリメンバーミー
いい曲なのは分かったけど、こんなに同じ曲を何度もかけてると、曲の感動が損なわれる。
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