このレビューはネタバレを含みます
過去の延長に私たちは居る。過去(故人含む)を語り継ぐということは大切なこと。それは時として新たな解釈によって、全く新しい価値を生む可能性を秘めている(トイ・ストーリーも絡めるとそんな感想です)
世の中には邦題が素晴らしい作品が沢山ありますが、ことディズニーに関しては原題を踏まえて観賞した方が良いように思います。
原題:“coco”は物語のキーパーソンであり、作品テーマとも深い関係にある人物です。
イメルダが作中で初めて歌うシーン。cocoが生まれるまでは夫婦で音楽を楽しんできたが、生まれてからは家族優先へと生き方を変えたことを語るシーンは象徴的でした。
物理的に近い存在でいること(家族)も音楽も思いを伝える手段であり、本質は大切に思う気持ちですな。