塚原直彦

リメンバー・ミーの塚原直彦のレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
4.0
物語はザ・王道な展開だが(一応中盤にひねりもある)それだけに直球で全世代へ響かせるパワーはやはりピクサー。
さすがの一言。

しかし今回の見せ所は物語よりも何よりCGの美しさだ。
死後の世界も悪くないと思わせる華やかな蛍光色のライティングや、花びら一枚一枚のしなやかさ、細かな彫り物、髪の毛や皺などの繊細過ぎるとも言える表現。
数年前だったら不可能だったと思われるクオリティが映画をより一層力強いものにしている。

その分同時上映のアナと雪の短編(にしては長い)が明らかにタイミング外れで蛇足感あり、期待していただけに少々残念。
塚原直彦

塚原直彦