ふう

リメンバー・ミーのふうのレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
3.8
1回目は映画館、2回目は金曜ロードショーで🎥

メキシコの死者のお祭りという、ちょっと私にはとっつきにくいテーマなのですが、蓋を開ければ楽しげなお盆🥒🍆
スカルにも興味ないはずが、見終わるとあのメイクを実際にやってみたくなる不思議💀

映画館で見たときは映像表現の進化に本当に驚かされました。2013年の『モンスターズ・ユニバーシティ』や2016年の『ズートピア』(これはディズニー単独作品ですが、もう最近は境目がわかりません😂)でも同じ感想を抱いたのですが、それでも更に上を行くピクサー・ディズニーはやっぱり世界最高だな、と思います。
ただ、やっぱり小さなテレビではなかなか映画館で見るときの感動は味わえなくて。

なので、もし!
「ピクサーはどうせ地上波でもやるから」
「レンタルになってから」
といつも映画館スルーしている方がいらっしゃいましたら、ぜひ!映画館で体験していただきたい!!

本作のmy感動映像表現は、
"人間"と"水"
でした。
1995年『トイ・ストーリー』ではCGで人間をリアルに描くのが難しいと、プラスチックが基本のおもちゃの世界をテーマにしたのは有名な話だと思います。だってwindows95の時代ですよ!まだご家庭はダイヤルアップ回線ですよ!ピーヒョロロロの時代にあれが作られたと思うと感慨深いです。
それから22年。
あれだけ苦戦していた"人間"がこれだけリアルになったなんて!
(正確には、CGアニメーションとしての「リアル」を突き詰めていっているとは思いますが)
ママ・ココの顔のシワや口元の動きだけで、いくらでもごはんが食べられるほど楽しい‼️
そして、息づかい、胸の動き。
おばあちゃんとひいおばあちゃんの肌ツヤの違い。
一つ一つが丁寧で髪の毛一本まで生きている感じがします。

もうひとつの水は、ミゲルがざぶん!と水に入るところ。
どのくらいの高さから人間が観ずに入ったらどのくらいの重みで水が動くのか。
水から出ると服や髪の毛はどのように水分を含むのか。
それを見すぎて若干いいシーンなのにストーリーが頭に入らず、今回金ローで「そうだったっけ」みたいなところもありました💦
改めて見ると、この技術が『トイ・ストーリー4』の冒頭で更にブラッシュアップされるんだなあ、と感慨深くもあり。
よく色んなところで開催される「PIXAR展」では、そのCGの歴史なんかを分かりやすく紹介してくれるので、みんな、行こう!笑


ただ、若干ノれないところは、悪役の描き方かな。なんかどんどん可哀想な悪役が増えてきている気がして、さすがディズニー勧善懲悪ぅ!とも思うのですが…そこまで、そこまでしなくてもというか…うーーん、まあ、これは好みの問題ですね💦
『美女と野獣』の町の人気者のガストンも悲惨ですが、あれは好きですし。
ただ、『トイ・ストーリー』のシドや『ファインディング・ニモ』の歯科矯正中の女の子みたいな悪役もたまにはほしいなあっていうくらい、かな?


うん、やっぱりPIXAR作品は映画館で見たいなあ‼️
3月の新作は正直そんなに興味をそそられない(いつも)なんだけれど、クリス・プラットとトム・ホランドだし、行くしかないね!
そして字幕と吹替え両方見てニマニマする遊びをしましょう💓
ふう

ふう