みはる

リメンバー・ミーのみはるのレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
4.3
メキシコ版お盆の"死者の国"での物語。
死者の国の世界観が素晴らしく美しい〜!お葬式のイメージもあって、死といったら白黒を想像するけど、真逆でカラフルでキラキラしています。世界文化遺産にもなっているメキシコの州都グアナファトを基にしたのだとか。
そしてなんといっても、オレンジ色でキラキラしているマリーゴールドの花びらの絨毯が素敵…!人間世界と死者の国を繋ぐ橋に隙間なく花びらが敷かれていて、その美しさにうっとりしてしまいます。

しかし、死者の国には
・1年に1度だけ人間の世界へ家族に会いに行ける。
・現世の人に忘れ去られてしまうと、存在が消えてしまう。
という厳しいルールがあるので、ずーっと死者の国で楽しく過ごせるわけではなく"2回目の死"を迎えてしまうと本当に消えてしまうのです…切ない。

家族か夢か。どちらも大切だから難しい選択ですよね。ミゲルが生まれるもう何年も前の出来事のせいで好きなこと(音楽)を禁止されるだなんて可哀想すぎる…
でもミゲルも絶対譲れない夢なので、初めておばあちゃんと衝突して、そこからお墓でのやっちゃいけない行動により死者の国へ迷い込んでしまうのです。ミゲル自身も後悔しちゃうような捨て台詞を言ってしまったので、そんなまま一生家族に会えなくなるなんて嫌だよなぁ!

『トイストーリー3』と同じ監督と同じスタッフというのも納得の感動作。
第90回アカデミー賞で長編アニメ映画賞と『リメンバー・ミー』で歌曲賞を受賞しただけあって、物語も歌もどちらも最高に良い!

原題が"Coco"だから彼女はキーパーソンなのかな?って思ってたけど、ココばあちゃんはすごい忘れっぽい人。そんな彼女に響く、家族の歌『リメンバー・ミー』。字幕ありで見ると、歌詞が刺さって最っ高に良い。
この歌の歌唱シーンは何度かあるけれど、歌う人が違うと全然雰囲気が違います。
ラストのミゲルが歌うリメンバーミーは格別…!個人的にはこのシーンが1番感動しました。
これぞ傑作!と言いたくなる素晴らしい作品でした!!