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すごいね。
「ズートピア」では動物の世界に、先進国ではありきたりな社会性をやったらリアルにかつさりげなく織り交ぜてきて、こりゃすごいなと思ったけども、今回は逆にローカルな伝統を取り上げて、その素晴らしさを魅せてくるもんだから、「ピクサーなんでもできるやん!」と五体投地寸前でした。
死者を想う伝統は日本のお盆にも通じますね。
二度目の死について少し考えました。
死者の国でもベラクレスには知名度があったのをみると、死んだところで大きく変わることなんてそうそうないんだよね。結局どう死のうが、生前に何を成したかが重要なんだなぁ、と。二度も死なないためには、生きてる今をセンセーショナルにしてこうぜ。
明らかに考えすぎというか、蛇足な考察ではあるけど、「安易な死は甘え」ってこともなんとなく頭には浮かんだかな。
じゃあ死後忘れられないためにはどうすれば良いのか。家庭を捨てて夢だけをひたすらに追うのがいいのか。それとも得たものを失わないために家族と堅実に暮らし、可能性すらも排除すべきなのか。
映画を観た後なら、もはや言うまでもないですね。