2018/4/1鑑賞。
音楽好きの少年ミゲルは、死者の日の音楽コンテストに出る事を決意するが、家族に音楽を禁止されているためギターが無い。
お墓に飾ってあった伝説の演奏家デラクルスのギターを見つけた彼は、コンテストの間だけそれを使わせてもらおうと盗み出す。
しかしギターを弾いた瞬間、ミゲルは死者の国に迷い込んでしまい、元の世界に戻れなくなってしまう…という話。
あまり馴染みの無いメキシコが舞台。死んだ人が帰って来る「死者の日」が日本のお盆と同じで、くどい説明無しにすんなり入って行ける。
登場人物はみんなガイコツだし、舞台は夜で死後の世界なんだけれど、とにかくカラフルで見ているだけでも楽しい。
死を悲観的に捉えないメキシコ人的な思想もユニークで、宗教的な押しつけもほぼ無く、そういった色眼鏡抜きにして見られるのが嬉しい。
テーマが「家族」なので、ほっこりするラストも合わさって是非とも子供に見せたい作品。 80点。
