これはかなりの良作!!
さすがわたしがこよなく愛する、"トイストーリー3のスタッフが送る"に間違いはなかった!!
もうとりあえず、
「ヘクター😭」
って感じです。
仕事をしながら見ていたので今回は珍しく吹き替えで!
吹替は基本好みませんが、今回はよかった!!
石橋陽彩くんの歌声が神!!
次は字幕も観たいと思いますが、もし字幕しか観ていない方がいれば、ぜひ吹替も!!
音楽が好きなミゲルと、音楽を締め出した家族。
ミゲルの強い思いは死者の日に奇跡を起こす。
曾々おばあさんまでが一緒に暮らす大家族。
昔この家族にいったい何があったのか。
先祖を祀る立派な祭壇と、写真たち。
死者たちを弔い、彼らのために祈り、想いを馳せることの意味は何なのか。
この作品で語られる話は、日本人にもある感覚で、とても分かりやすかったし、ただヘラヘラ進むだけでなく、逆に重すぎることもなく、大切な気持ちを思い出させてくれました。
形のないもの…
魂…記憶…愛…絆…
形のあるもの…
家族…
ミゲルを守りたいがためにガミガミと口うるさく叱る祖母や曾々祖母。
孫の夢を砕くような発言は正直酷いと思ってしまったが、最後は温かかったことに気づく。
現代では、自分も含め、墓やお盆が疎かにしていると思い知った。
それは、形式のことでなく、気持ちのこと。
忙しさを言い訳にしていたが、たとえお盆にお墓参りに行けなくても、死者たちや実家の家族に想いを馳せることはいつでもどこでもできることだと気づいた。
生者が死者たちを生かしている。
今、人生に行き詰まっている大人にこそ観てもらいたい作品。