RIO

ピアニストを撃てのRIOのレビュー・感想・評価

ピアニストを撃て(1960年製作の映画)
3.7
シャルリの内気さに気持ちを引っ張られる
心の呟きが迷ってばかり
どうしようかと考えてやっと思いきったら
アレッみたいなアズナブールの演技が良いんですね
才能がありながら不運に巻き込まれていくのが彼の性格からも起因しているのが見てとれる

その哀愁の気分にレアと一緒にギャングに連れ去られた車での4人の会話で何故か仲良く楽しくなってしまうひととき
人はよく知らないには何でも話してしまうっていう会話が夜道に転んだ所を助けてくれた男と並んで話しながら歩いていたものと同じ
無情な中にあるほんの一瞬の癒し

画面上に時系列に話し出す3つの窓
映像の何度もハッとするドラマチックが映画にエスプリを感じるとこでした

シャルリが音楽事務所に向かう時に流れていたヴァイオリンの曲名が知りたいところ
音楽も良かったです

タイトルの魅力に気をとられていて観る直前までシャルル・アズナブールに気づけなかった
シャンソン歌手として最期まで現役で歌った声は若い時にも変わらない声に魅力があったと聞きました
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