しゅんかみ

傷物語I 鉄血篇のしゅんかみのレビュー・感想・評価

傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)
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 もともと2時間の映画におさめられるであろう原作を3本に分けたから、まあこうなるわな。という感じなんだけど、3幕構成の1幕目だけ見せられたという感じが拭えない…

 『物語』シリーズは、『化物語』の1話ををリアルタイムで観て、そのテンポと、これまで観たことのない独特なアニメーションに感動してしまい、その翌週までに既刊の原作を全部読んでしまうほどハマってしまった。
 その時で読んだうちの一つが、『物語』シリーズのエピソード1とも言える、この『傷物語』です。
 この『傷物語』は分量的にもアクションシーン的にも映画にしたら面白かろうと思っていて、その通り映画化が発表されたのが5年前でした。『化物語』1話の冒頭でダイジェスト的にアニメにされていたのがめちゃくちゃカッコよかったのもあって、その時はめちゃくちゃ楽しみだったんですが、時間かかりすぎィ!!
 ていうか映像化はその1年前くらいには発表されてたからそれを入れると約6年…年取りますね…


 最近はこのシリーズの続編自体も追わなくなって久しかったのですが、去年やっとこの『傷物語』の映画の詳細が発表された時点から、かなり嫌な予感がするぜ状態になってました。
 それはやっぱり、3作に分けてるって事に対してで、まーこれは商業的な意味が多分にありそうだし、あのめちゃくちゃ動くアニメを観たらそのくらいは仕方ないのかなあ、とは思ったけど、やっぱり無駄な引き延しと思っちゃう映像が多かったし、後半にかけてやや退屈に感じてしまいました。

 でも、やっぱりこの原作を映像にする形としてはこのシリーズの描き方は抜群だとは思うし、相変わらず会話のシーンのキャラクターの七変化は楽しいんですよ。

 なにより、シネスコサイズで見る羽川のパンティーね!!!!

 これはほんとに大迫力だったので、これはこれで良いのかなとも思います。これはわざわざ改行してまで主張しておきたいですね。

 しかも、この後2作はかなりアクション多めになるだろうし展開も山盛りだしね。なんだかんだで楽しみです。