アガサ

キングコング:髑髏島の巨神のアガサのレビュー・感想・評価

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生まれ育った島を大事にするタイプのコング先輩が、自分より弱いものは守り、自分にたてつく奴はぶちまわす、というハートウォーミングストーリー。つうか、もう任侠ですね。「テメエらここを誰の島(シマ)だと思ってんだこの野朗!」っていうね。強いぞコング先輩!義理人情に厚いぞコング先輩!コング先輩は極道のチャンピオンだ!!

部下を死なせた罪悪感や憤りに、終戦という形で無理やり蓋をさせられそうになっていたサミュエル兄貴。
その果たせなかった復讐、その行き場のない虚しさを、骸骨島のふしぎな生き物ではらそうとするおそろかなしさ。
誰かをめちゃくちゃに殺さないと、兄貴の戦争は終わらないのだ。
ただ、死に場を求めるのは自由だけど、それにつきあわされる方はたまったもんじゃないですけどね。
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