Yoshimasa

キングコング:髑髏島の巨神のYoshimasaのレビュー・感想・評価

4.5
これだよ。こういうアドレナリン常時垂れ流しみたいなのを待ってたんだよ。

アメリカが世界に誇るモンスター映画の金字塔『キング・コング』のリブート作品。実は初代のやつしか見たことないのだが(しかも去年)、あれはあれでかなり面白かった。

ストップモーションで躍動感あふれる動きを見せてくれたあのコングが、今度はモーションキャプチャとCGアニメーションでより自由に動き回っている。

冒頭からいきなりの登場。そして主人公たちの一団が島に着いたらすぐ登場。一切の出し惜しみなし、「やってる~?」って感じでガンガン暴れまくる。しかも若いから動きが軽い。

最後はもうプロレスですよね。このコング、見せ方がうまい。どの技が一番かっこいいか、どうみせればキマるのかってのを熟知している。頭がいい。時に頭脳派なプレー、時に力でガンガン押していくみたいなオールラウンド型。かっこいい。

『パシフィック・リム』を初めて見た時のような、興奮で自分の心臓の鼓動が直に感じられるような、そんな全身の毛が逆立つようなテンションMAXのブチ上げエンターテインメント爆誕です。

登場キャラクターも最高ですね。主人公のイケメン、未開の島で何があるかわかんないのに肌の露出多めのヒロイン、ガキの頃に見た記憶を今の今まで信じ続けてきた異端学者、巨大モンスターゴリラ退治に執念を燃やす脳みそ筋肉バカの隊長、そしてその部下(基本ゴリラ顔)。

予想通りのバカばっかりで安心しました。おそらくコングが一番賢いと思う。ちなみに最後、予想外にも感動が待っています。
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