エイガスキー

キングコング:髑髏島の巨神のエイガスキーのレビュー・感想・評価

3.0
「ラピュタ」のように雲に閉ざされた島で、「ワンダと巨像」のような生物たちがどったんばったん大騒ぎする、怪獣版「神秘の島」といったストーリー。
実際監督は日本の怪獣映画やゲームに影響を受けたと語っていることから、なるほど日本人には馴染み深い展開。
キングコングが神格化されており、人間の行動も相まって、キングコングへの肩入れ度合いは他の怪獣映画と一線を画す。
特に夕日を背景に佇んだり、満月を背負い歩く姿など、少しあざとい演出が一層神格化を引き立てている。
キングコングと言えば人間の女性との愛情にも似た関りが通例?となっているが、今回も、まあ、あるといえばある。
ただ、それが無理やりというか、縛りのように不自然に感じることになっているのが残念。

怪獣同士の戦いは主に肉弾戦。ゴジラのように口から何かを吐いたりしないので一見地味だが、楽しくないかというとそれはない。
肉体ひとつで戦うさまは、まさに怪獣たちの大プロレス。
古館一郎の実況が欲しくなる。

サミュエル・L・ジャクソンの顔のドアップが印象的。
コングのドアップ、サミュエルのドアップで、両者の闘争心が伝わってくる。
サミュエルはドアップ中一度も瞬きをしないので、コングに対して「この野郎、ぶっ倒してやる!」という意気込みが伝わってくる。
コングもそれに応じて「おう。かかってこい!」といった感じ。
まあ、人間はこの島では最弱なので、実際コングは気にも留めていないのだろうが。

EDロール後に何かあるので最後まで見るべし。
これから始まる怪獣映画シリーズが楽しみになる、スタート、リブート映画だった。

ハリウッド版の宣伝ポスターより日本版の宣伝のポスターのほうが出来がいいと評判。