じぇれ

キングコング:髑髏島の巨神のじぇれのレビュー・感想・評価

3.5
あくまで個人的な見解ですが、日本版ポスターが裏目に出たという印象。
怪獣大戦争を想起させるビジュアルイメージに胸踊ったが、見事に裏切られてしまいました。
怪獣バトルロイヤルを期待してみると、まったくもって別方向に話が進んでしまうんですね。
でもって、ポスターで怪獣すべてを出してしまっているので、新鮮味もなし。
ポスターは、かっこよければいいってワケじゃないんですね。
鑑賞直後の点数をそのまま書くと、せいぜい3.2点ぐらい。
ミスリードの罪は重いです。

で、冷静に本編を振り返ってみると、「コングの価値を知るグループ」と「コングに恨みを抱くグループ」の対立が基本軸となります。
後者のリーダー、サミュエル”マザファカ”ジャクソンの心情をどれぐらい理解できるかで、評価は分かれるでしょう。
正直、ちょっと強引な対立軸だったように感じました。

加えて、あちこちで出来上がるカップルも、「お手軽だな、アンタら」って感じ。
こういう部分がノリで処理されちゃうと、心は離れてしまいます。

とはいえ、ジョン・C・ライリーのドラマだけは、なかなか興味深く、こちらをメインに展開した方が、面白くなったように感じます。
彼らの数十年を描いたスピンオフを作って!

というわけで、私はあまりノレなかったのですが、おっとこまえな性格のコングに☆はおまけ。
明るい中繰り広げられる、コングvsヘリコプター群は一見の価値ありです。
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