虎氏

キングコング:髑髏島の巨神の虎氏のレビュー・感想・評価

4.0
キングコングをモンスターバースの2作目として作った作品。1作目の「GODZILLA ゴジラ」よりも過去の出来事を描いている。科学がまだ発展途上の時代を舞台としており、「GODZILLA ゴジラ」の時代よりも困難な事や未知の事象が圧倒的に多いのがポイントである。

太平洋戦争の戦闘中に未知の島へ墜落したパイロット2人が、コングに遭遇したシーンから物語は始まる。
時代は飛んで1973年、アメリカがベトナム戦争からの撤退を宣言した日。島の周囲の海域が常に荒天の為、長きにわたって存在を知られていなかった未知の島が、人工衛星の撮影した写真から発見される。傭兵の主人公は、この島"髑髏島"の調査へ同行する事になる。戦場カメラマン、学者、護衛としてベトナムから帰還予定だった部隊等、メンバーはバラエティに富んでおり、見るからに何かやらかしそうな顔ぶれ。彼らが調査の為にサイズミック爆弾なるものを投下しだすと、直後に怒ったコングが現れて護衛部隊のヘリは全滅。更にはその時の地殻破壊の影響で、地下から巨大爬虫類が続々と現れる。過去に墜落していた男も合流し、島からの脱出を図るのだが、それぞれの思惑がぶつかり合って…。

コング以外にも巨大生物のオンパレードで、リアルモンハンでした(^^; 映像がリアルで大迫力!これは劇場の大スクリーンで見たかったな…。モンスターバースである事はエンドロール後に明らかにされる(本編中もノイズ的な情報はありますが…)ので、キングコングの作品として楽しめました。

コングのサイズはモビルスーツよりも大きいくらいに見えたが、本シリーズのゴジラは100m越えであるので圧倒的に小さい。対等の対決になるとは思えないのだが、まだまだ巨大に成長するって事だろうか?(^^;
虎氏

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