人間の愚かさの滑稽さとキングコングのかっこよさを楽しめるかどうか。
人が踏み入れてはいけない領域に踏み込んだ罰とでもいうのか、前半はとくに人間って愚かだなぁという感想と共に進行していって気づいたらキングコングのかっこよさでそんなことはいつのまにか吹き飛んで忘れていた。
現実感を演出してるような細かい設定も映画が終わる頃には全部どうでもいいわってくらいに忘れて問題なし!前半はほとんど怪獣決戦を盛り上げる為の前説みたいなもんですわ。
太陽をバックに登場するキングコング、突然現れた巨大怪物と対峙するという敵としての人間視点で観ているわけだけど純粋にかっこよさを追求したような登場シーンが圧巻の出来。
大佐の判断ミスというか「攻撃態勢だ!」とか言ってないで即退却しなさいよあんなの見た瞬間に勝てる相手じゃないってわかるでしょうが…でヘリで攻撃範囲内をウロチョロしてあとはやられるのを待つだけという見せ場作りとしか思えない対応。
もっといろんなデカい生き物とキングコングが戦う場面が見たかったかなぁ…正直なところ人間がジャマ…。