評判を聞いてずっと見たかったけど、ゲオでの取り扱いが遅れたので今更鑑賞。
圧倒的映画。
エモーションの塊みたいな映画。
人が輝いている瞬間というものを切り取った青春映画。
それを小松菜奈と菅田将暉が演じる。
初めて会ったときから二人は自然と惹かれ合う。
二人の会話はおよそ普通の恋人同士のものとは思えない。でも二人にはそれが自然。
世界は二人だけのものだった。
そして中盤に訪れる崩壊。
世界は二人だけのものではなかったのか。
自分達は輝いていたのではなかったのか。
打って変わって静かな生活。
かき乱される感情。
二人はどうすればいいのかただただ逡巡する。
そこから徐々に見えていく道。
人が輝くときというものはどういうことによるものなのか。
それに思いを巡らせられる。
最後に映る二人の関係性は、とても感動する。
圧倒的センスに溢れた映画で、ともすればとても恥ずかしいものになってしまいそうなこのテーマを、完全に飛び越えて見たこともない映画にしてる。
映画好きにはとりあえずオススメできる見応えたっぷりの作品だと思います。