あきら

溺れるナイフのあきらのレビュー・感想・評価

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
1.5
すみません原作大好きすぎて、文句しか出てきません。

大友とカナの雰囲気は満点でした。
だがしかし!コウの金髪!そして関西弁⁉︎
ちょっと待ってください⁉︎
普通のなりでも景色から浮き上がってみえるのがキモなんだけど⁉︎
そして夏芽の淀んだ瞳!だめです!
キラキラしてない!

菅田くんや小松さんが悪いわけじゃないんだけど、なんだろう…
ちがうそうじゃないとしか言えない。

ロケーションが満点なだけに、天然の光の中にあるとこの二人の擦れ感がただのヤンキーにしか見えないの、ひどくない?

あと衣装がダサい!持ってる花がダサい!カメラマンのイメージがダサい!
なによりも脚本がダッサい!!!
単純な美男美女って言葉に落とし込んでしまう陳腐さよ……
火祭りのシーンもあんなお茶の濁し方で済ますくらいなら、やんなきゃよかったのに。

あれほどシネマティックな原作を、背骨を決定的に欠いた凡作にしたこと、許さない。
椿を咥える少年の印象的なカットを、キラキラした夕焼けの海を、なかったことを許さない。

ちきしょうちょっとは期待してたのにな。
でも大友とカナはやっぱり満点です。
あきら

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