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溺れるナイフのdeenityのレビュー・感想・評価

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
2.0
「よくわからないから見に行ってほしい!」と言われてたんだけど、作品評価がイマイチだったので100円になるまで待ってたらなんとNetflixに!これなら見てみようと思い立ったわけですが、まあやはり相性は悪かったですな。

芸能活動をしていた人気者の小松菜奈が突然仕事を辞めて親と共に田舎に引っ越してきた。そこで出会った大地主の子で神さんをも恐れない金髪の青年の菅田将暉。互いにとても中学生とは思えない雰囲気があって、周りの奴とは違う、俺たちは無敵だ何でもできる、っていう全能感があって、だからこそ惹かれあう二人。
それはわかる。
火祭りで起きてしまったレイプ事件。全能だったはずの二人が現実に引き戻される。実際どうだったかはわからないが(というかここははっきりさせろよ)襲われる夏芽。自分の彼女を守ることもできず泣き面をさらしたコウちゃん。このことがどうしても受け入れきれなかったのはこの二人だからこそ余計なのだろう。
それもわかる。

それもわかるんだけど、なんかしっくり来ないのはなぜだろうか。
上白石萌歌ちゃんのヤバさがせっかく見え始めたのにほとんどスカされたからだろうか。重岡くんがいい人そうに見えてストーカーチックに見えたからだろうか。
なんか主演二人のためのPVみたいになってたからだろうか。BGMが絶妙に合わないからかもしれない。「俺ら東京さ行ぐだ」とかラストシーンがグダグダ長過ぎるからかもな。

二人の感じは嫌いじゃなかっただけにとにかくハマらない作品でした。
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