こはる

溺れるナイフのこはるのネタバレレビュー・内容・結末

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

私的には大ヒットだった。
中学時代のコウちゃんの、自分中心に世界が動いていて無敵だと思っていたのに、夏芽の強姦救えなくて、そこで別れるのもリアルだし青臭くて良い。更に復縁しないのも良い。コウちゃんと夏芽の自己的な無敵キャラとは対照的な大友のキャラも良い。
いきなり流れる挿入歌も、引きのロングショットも、やたらとくるくる走ったり、すごく特徴的で印象的。
ラストも火祭りという幻想的なお祭りと夏芽が過去を自分で乗り越える感じもマッチしていたし、本当のラストシーンでコウちゃんと叫びあっていたのも良い。
一般的なハッピーエンドで終わらないのも良い。3人の掛け合いも間も言葉も自然すぎて台本どうなってたのか気になる。

原作を3巻までしか読んでいないから、原作ファンからしたらどう思うのか私はわからないけれど、これは映画としてすごく良くまとめられてるかつ自由な時間の使い方で魅力的だと思った。何回でも観たい。
こはる

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