ずどこんちょ

溺れるナイフのずどこんちょのレビュー・感想・評価

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
3.3
ビックリしたのは監督の年齢。20代半ばの若い感性が存分に発揮された作品だったと思う。斬新で、スピード感があって、一方でどこか文学的な雰囲気。
青春映画の描き方にはっきりと“新しい風”を感じました。

菅田将暉と小松菜奈が遭遇するシーンでは大抵追いかけっこみたいになって、野山を駆け回ったり、ぐるぐる回ったりして、そんな一方では「無駄」とも思える動きでも、若い二人のエネルギーが溢れてきて生き生きして見えます。

都会から来たモデルの美少女が、田舎の金髪不良に振り回されて振り回されて、ぶんぶん振り回されて悩まされる。まったくどうしていつの世も、自暴自棄な色気のある不良はモテるのか。
確かに菅田将暉はカッコ良いけど、重岡大毅演じる大友君の方が誠実で一緒にいて楽しい気持ちになれるの間違いないじゃないですか。
ていうか大友、大事な場面で何回噛むんだ……。だけど、それも自然体として使っちゃう監督の粋も素敵でした。