ジャージャー

溺れるナイフのジャージャーのレビュー・感想・評価

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
4.1
「その頃私はまだ15で、全てを知ることができる、全てを手に入れることができる、全てを彼に差し出し、共に笑い飛ばす権利が自分にのみあるのだと思っていた」

山戸結希作品初鑑賞!

菅田将暉と小松菜奈という超人的な美貌の持ち主達によるほとんどファンタジーな戯れを見てるだけでも楽しいのです。排水溝の鬼ごっこ、夏祭り、自転車の相乗りなどどれもが強烈に印象に残ってしまうのは何故なんだろう。宇多丸さんの言葉だけどまさに「神々の遊び」な前半部は子供だからこそ許される夢の時間が描かれている。やがて現実がこの夢に侵食し、二人を引き離そうとする。

浮雲町で過ごした数年は人生においてはほんの僅かな時間だが、その一瞬は永遠の輝きを放っていて、女優として開花した夏芽は映画の中でコウの姿を思い出す。

まだ言語化できない魅力が詰まっている癖になりそうな映画。山戸結希作品もっと見たい。「おとぎ話みたい」見たい。「ホットギミック」楽しみ。

三角関係の一角を担う大友君のウルトラナイスガイっぷりに惚れる。ジャニーズWESTだそう。バッティングセンターやベットなど、彼がらみのシーンでは長回しが多用され、自然発生的に行われてるように見える彼と夏芽のやりとりが堪らなかった。あのバイクがすれ違うシーンも。

主題歌を歌っていたドレスコーズにハマった!ボーカルも気持ち悪い映画監督として出てます。「ホットギミック」にも出るらしい。