PaoloSorrentino

溺れるナイフのPaoloSorrentinoのレビュー・感想・評価

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
2.5
青春ラブロマンスの神話化

胡散臭さしかないカメラマン
小松の身体性のなさはあの年代を演じるには残念
配管剥き出しの水路
顔にこぼれたジュースを舐める
引きの長回し
少女マンガの中での憧れる男を具現化したキャラ役の菅田
ストーカーの愚かさと気持ち悪さ
レイプ被害者を穢れたものとして差別する人々の醜さ
セリフが下手で役としては調度良いジャニーズぽくない好青年の重岡
心の中に何か嫌なものが蠢いていそうな上白石
ボートのシーンの音ズレは意図的?だとしてもマイナスの方が大きい
レイプ被害者にレイプ被害者役をオファーする大人たちの優先順位
顔に唾を吐いてからのキス
吉幾三を長尺にし過ぎ
火祭りの菅田の舞いと小松の苦悶の表情を交互に映す暗喩
題名は劇中劇の題名かと連想させる構成
しかし劇中劇は観るに耐えない少女コミックそのまんま
大声でつまらない連想ゲームからのトンネルの中で終わり

ここまで振り切った撮り方で完成させることは良くも悪くもできる監督は少ないから、得意ではないが要注目の監督
PaoloSorrentino

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