ぼくのエリ 200歳の少女の作品情報・感想・評価

「ぼくのエリ 200歳の少女」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

いじめられっ子の孤独な少年が、隣に越してきた少女エリと出会い次第に惹かれ合うが、エリの正体がヴァンパイアであることを知り、やがて少年の世界が変化していくロマンスホラー。

“スウェーデンのスティーブン・キング”と称されるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストのベストセラー小説『MORSE -モールス-』を映画化した作品。
後にハリウッドでもリメイクされた。
原題は『正しき者を招き入れよ』という意味。

主人公の少年オスカーが可愛いを通り越して美しかった。僕のイメージでは彼の方がヴァンパイアっぽいヴィジュ アル。
これが10年前の作品なので今はどんな姿に成長しているのか見てみたい。
エリ役の子も謎めいたミステリアスな顔立ちで良かった。

一見すると孤独な少年の初恋を描いたボーイミーツガール的な物語なのですが、あとあと考えてみると怖い話だなと思った。

日本版で修正されたという物語の重要な部分もそうだけど、それよりもオスカーがエリの面倒を見ていたおじさんと同じ道を辿っていくように見えて、危うさを感じた。

もしかしたらエリはそうやって人の感情を利用しながら生き長らえてきたのではないだろうかという気さえする。

“殺してでも 生き残りたい 生きることはそういうことよ”

“私を受け入れて 少しでいい 私を理解して”

歪んでいるのは僕の見方なのか、エリの生き方なのか。
200年色んなものを見て生きてきたヴァンパイアの気持ちなんて僕にはわからない。

多くの謎と儚い美しさを残した映画でした。
ryodan

ryodanの感想・評価

4.6
2016-08-19

ジャンル映画として確立されたヴァンパイア映画。なのにこの作品は一味も二味も違う、作品に仕上がっていました。どこまでもシンプルに突き詰めた感じでした。目線が、主人公の子供の目線。だからアングルが下に下に、全体の景色が分からない。子供の世界はそんなに広くないですから。だから少年と少女(?)の関係が、すごく密なんですよ。もう後半から恋人同士みたいに。その危うさ、妖しさが魅力の一つでしょうね。CGもほぼ使ってませんし、劇的な見せ方もしてませんでしたね。見る方が、ジャンルとして確立されたヴァンパイアものの約束事を補完しながら見ていくという、ある意味逆手に取ったところもあるかもしれないです。赤と白のコントラストが映える構図。終盤のプールの中、ラストの列車の中。少年の決意が窺えるシーンでした。
LEON

LEONの感想・評価

4.3
おいおいおい。これ邦題ふざけるな笑 これ、日本上映版だとエリの陰部にボカシが入ってます。これ、

ボカシ有り→純恋愛物語

なるんですけど、そうじゃないんです!!下のコメントしてる人達ほとんどの人勘違いしてます。全てはあのボカシと邦題のせいです。ボカシを正当化するために邦題変えてます笑

違うんです。これボカシの部分がなんなのか知ったら意見全く変わります!これは…ただの純恋愛物語じゃないんです…凄いですこの映画、傑作です。映画見終わった後に是非ボカシの部分がなんなのか調べてください。いや、必ずして下さい!笑
ポチ

ポチの感想・評価

3.1
二人の世界の外からは、ゾッとする存在でしかない2人だと思う( °Д°)
だけど、お互いの為にお互いを守る幼い姿の2人の恋は素敵とさえ思ってしまった。
郁

郁の感想・評価

2.9

このレビューはネタバレを含みます

超簡単に要約するなら(この映画が好きな人には怒られそうだけど)吸血鬼が利用する人間を乗り換えた話。
映像はずっと綺麗。意地悪なことも引っかかりもなくまっすぐ話が終わった印象。
m

mの感想・評価

3.9
プールのシーンめっちゃ良い
ラストカットに全ての思いを詰め込んだ最高に美しい少年少女の恋。
見た目の美しさはもちろんながら、互いが互いを必要とする描き方が本当に丁寧で優しい。
“崖の上のポニョ”にも通ずる所はあるが、ポニョの失敗は最終的にジブリ的な物語へしてしまった事。
一方、本作はあえて膨らましをセーブする事で半径数メートル圏内の小さな、それでいて深い物語を作り上げている。
そして、前途した通りラストカットが本当に素晴らしい。
きっとこれは実話なんだと思う。
今までオスカーみたいな人がたくさんいて、そしてこれからもずっと存在していくんだろうな。
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