Airi

フランス組曲のAiriのレビュー・感想・評価

フランス組曲(2015年製作の映画)
3.0
生まれる時代が違ったら必ず結ばれていたふたり。戦争は容赦なくふたりを引き裂く。切なかった。今この時代に生まれて性別、国境関係なく愛し合うことができるってすごいんだって思った。作者はアウシュヴィッツで散ったらしく、戦後まで生きられなかったことが残念で仕方ない。

ナチの彼は本当は心優しい人なのでは?
引き金を引いたあとの彼の目が物語っていた気がする。ピアノを弾く繊細な指も。最後まで紳士だった。
戦争は人間を殺すし、心も殺す。
ナチを愛してしまった彼女が必死に自分の感情を抑えようとするけれど。。


義母役がサラの鍵の主人公、というところもなんだか感慨深い。なんて性格の悪い人だと最初は憎んでいたけど、徐々に人間性がでてきて、安心した。結局人間は誰かを守りたくなるんだ、と。まだこの人の心は死んでいなかったんだ、と。