サイクロプス

フランス組曲のサイクロプスのレビュー・感想・評価

フランス組曲(2015年製作の映画)
3.0
ブルーノ中尉には共感できない

第二次大戦の初期、フランスの田舎町にドイツ軍が進駐してきた
ドイツ軍中尉ブルーノは他の野蛮な将兵と違って、宿泊先のフランス人家族にも丁寧に接する
そこには出征中の夫の帰りを待つリュシルが厳格な義母と暮らしている
ブルーノはリュシルの嫁入り道具のピアノを夜毎ひき、リュシルは耳をそばだてる
そこで二人の距離が少しづつ縮まっていき。。。


禁断の恋の話といえようか
戦争のむごさを表現したのかもしれない
今ひとつ、自分の心に響いてこないのは、ブルーノ中尉の行動が腑に落ちないから

味方にも敵にも不誠実な態度が気に入らないのだ
惚れた女に愛情を注ぐ振りをしながら、守り切ろうとはしない
職務に忠実な振りをしながら、味方を殺した男の捜査に手心を加える
いい人ぶって、その実ゲス野郎と言ったら言い過ぎか


ドイツと戦火を交えた英国のBBCが作った映画で、ドイツ軍人をよく描くわけもないのだが(いわゆるナチ蔑視の描き方でもないが)、腑に落ちないままにエンディングを迎えた