MASAYA

リザとキツネと恋する死者たちのMASAYAのレビュー・感想・評価

4.0
皆さん気にかけてくださってる某ぱさお氏と先日観てきました。
安心してください。彼は元気です(笑)

本作は日本の那須高原「殺生石」伝説の中の「九尾の狐」を基にアレンジされたハンガリー映画。

主人公のリザは夫が元日本人大使という未亡人のもとで住み込みで看護をし、時々日本語を教わっていた。そんな彼女の心の拠り所は日本の恋愛小説と日本人歌手のユーレイ「トミー谷」。ちなみにリザしか見えない。

そんなある日、リザが出かけている間に未亡人の女性が死んでしまう。そしてリザはトミー谷の幽霊と一緒に暮らしながら運命の相手を探すことになるが、彼女のことを好きになった男性が次々と謎の死をとげる……

ジャケットのポップな雰囲気とは異なり、かなりシリアスな取り調べのシーンから始まりますが、ちゃんとすぐにオシャレな日常のシーンに入ります。

そしてとにかくトミー谷が歌う昭和チックな歌詞×ポップ調という斬新すぎる歌謡曲が耳に残る。彼が生み出す独特なメロディにいつの間にかはまってた。しかもやけにダサい服装や、マイクもさることながら、軽快なステップを踏む彼の踊る姿には目が止まってしまう。
ぱさお氏が彼の虜になった理由も理解できますね。

全体的にテンポも良いが、何より殺人、セッ◯スなどがコミカルに描かれちゃってるから笑いが止まらない。白々しすぎる日本語のテロップが不意に出て来たときは思わず劇場が笑いで包み込まれた。

まあとにかく予想外な発掘良品でした。日本人なら誰もが耳にしたことがあるような童謡も流れるので迷っている人はぜひ。


2015.12.19