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リザとキツネと恋する死者たちのsonozyのレビュー・感想・評価

3.9
ハンガリーの奇妙でポップなジャパネスク・ファンタジー。(HPより)
第35回ポルト国際映画祭でグランプリ他、ハンガリーや各国で絶賛されたという作品。
舞台は1970年代のブダペスト。元日本大使未亡人の個人看護人として住み込みで働く日本オタクのリザは、リザにだけ見えるユーレイ歌手"トニー谷"がお友達。
リザの30歳の誕生日、愛読する日本の恋愛小説のような恋を見つけようと動き出すものの、彼女と関わろうとする男たちが次々死んでいくという事件が・・・
いつもリザのそばに現れ、グリーンのスーツ&マイクでダンサブルな昭和歌謡を日本語で歌い踊る"トニー谷(デヴィッド・サクライ)"を始めとする個性あふれる登場人物、笑える名前のハンバーガーショップ、"妖怪キツネ"の伝説など日本的な要素がズレつつ(笑;)盛り込まれたレトロでポップな映像や音楽、サスペンス/ホラー/コメディ的な要素も楽しい。
ハンガリーの売れっ子CMディレクターであるウッイ・メーサーロシュ・カーロイ監督は日本映画や日本の音楽が大好きという事でこんなユニーク(ヘンテコ)な作品が出来ちゃったんですね〜。
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