京極夏彦は人は誰しも殺人犯に成り得ると作品を通して語っており腑に落ちている自分は皆さんのレビューを拝見してどうやらミステリーとは違うことを知り観ることを躊躇っておりました。
現在と過去のシーンが入り交じる演出、少しわかりづらい印象はありますが田中麗奈が現在を表す標になっているのでしょう、アイデアが良かったです。獄中結婚の問題提議の目的もあったのでしょう。
殺人犯を生む家庭はこの作品のようだとは思いたくないのだけど自分も男兄弟だったしこの家族に似たところがぎょーさん出てきました。自分もそうなりうる可能性があったことを否定出来ないことが恐ろしい。
南果歩の「ミンミンミンミンうるさいこと。」のシーンで星四つになり
田中麗奈が終盤はっきり◯◯◯◯を伝えていたら満点にしてました。
終盤の13分は余計だったかなと感じましたが全体を通して時折流れるヴァイオリンの曲がシュールさを伝え適度に観る側に作品との距離を与えてくれました。
食べ物にもメッセージが込められているような気がして良かったです。
皆さんのレビューのおかけで気構えることが出来ましたし背中を押してくれたAdachiさんありがとうございます!
キャスティングは全てドンピシャでした。
こういう親になるのは絶対やめよう。
そう言い聞かせるテラスであった。