葛城事件の作品情報・感想・評価

「葛城事件」に投稿された感想・評価

ころぴ

ころぴの感想・評価

3.8
通り魔殺人事件を起こした
殺人犯と家族の話
大分前に観たのですが
なかなかまとめられず
今日に至りました…

んーこれは辛い💦
やりきれない思いが一杯
子供は生まれた時は無垢だったはず
生まれたときから殺人犯ではない
殺人を犯す人間は
何らかの闇を抱えている気がする…
子供達が可哀想に感じた。

封建的な父親
それに服従する母親
長男は父親の顔色伺いながら
上手く取り入る
自分を押し殺しながら…
次男は不器用だから、
長男のようにはできない
父親の逆鱗をもろにくらう

マイホームを建てた頃は
それでも均衡は保たれていたようにみえていたが
どこから狂ってしまったのか…
子供が小さい時は従順だし、妻だけ服従させるのは簡単。でも、
いつまでも父親の天下が続くはずがないと思われるのに…
男の子なら力関係で逆転する現実もあり得るのに…
矛先は外に向いてしまったのか…
どうにもできない家族関係から
皆、転げ落ちて崩壊していく

一発逆転するからと
口癖のように言っていた次男
定職につかずニートの日々
この状態を脱するのは
親子共々非常に難しいと思うし
本人も脱しようと努力しているようにも見えなかった…

一見、
しっかり社会生活を送っていたと
思われた長男は
社会適応能力が欠けていた
コミュニケーションがとれない
偽りの心が崩壊するのには
時間はかからなかった
自殺の道を選ぶ

兄に対して「だっせぇ死に方」
俺は一発逆転するから…
この逆転が
通り魔殺人だった…

「俺がいったい何をした
国がおれの息子を殺すんだ
それで許してもらえませんか」
近所のスナックに飲みに行った時
かつての近所の人に罵倒されて
父親がはなった言葉
それでも毎日飲みに通う
自分は悪くないから…

「俺はやるべきことはやってきた」
父親は自分の生き方は
正しかったと主張する…
奥さんも、長男も、次男も
誰も戻ってこないあの家に
避難を浴びながら
落書きを消しながら
一人で生きていく
次男のあの日(死刑)が来るまでは…

皆が帰って来るのを
待っていたのだろうか…

通り魔殺人がおきたとき
逃げられずその場にすくんでしまう
人々が多かった
そして沢山の人が刺された
遠く離れていた人が「逃げろ!」
その声でやっと逃げ出す人がいた
自分も逃げられない一人の気がして
凄く怖かった!

親だけがが悪いのか
子供は悪くないのか
子供が自分自身で変わることができなかったのか…

家族だけで他に関わる人、頼る人がいなかったのか…
いろいろ考えてみても答えは出ない
本当にどうにもならないって
このことかもしれない
愛情がどこにも感じられなかった
あったとしても
伝わらない愛情が空回りしていた
そんな気がしました…



獄中結婚したあの女性は
何なんでしょう(-_-#)
自己満足の世界に浸って
最後までイライラさせられっぱなし
本題がそれてしまう存在に感じた。
この女性も自分のことばかり
自分は正しいと思い込んで
自分の思いを勝手に押し付けて
周りの人を傷つけ
誰も救えない…
この物語りに必要だったのかなぁ…
ZUSHIO

ZUSHIOの感想・評価

4.8
2度目の鑑賞。
(良い意味で)二度と観たくない(褒め言葉としての)胸糞映画だったが、葛城事件のような事件が多発する世の中に益々なってきたことも手伝って、どうしてもまた観たくなってしまった。
ここまで、逆サザエさんのような不幸の家族ってのも、なかなかないが、どこにでもあり得そうな家庭だけに(胸糞人間あるある)ゾッとする。
食の描き方が、その人間性などを象徴してて、それだけでも面白く観れる。
たま

たまの感想・評価

2.6
登場人物誰一人として感情移入出来なかった。田中麗奈が一番ヤバイ奴に思えた。

このレビューはネタバレを含みます

「俺が一体何をしたんだ?」

「俺は何も悪くない」


かなり重い映画です。

その年までそういう風には生きられないはずなのに、生きてこれてしまった人、葛城 清(三浦友和)の人生の顛末の話ですね。


中盤で母子の居所を長男の保(新井浩之)が父親に密告するのだが、ここが最悪の中の最悪の選択ですよね。(怖)

ホラーより怖いわ。あまり好きでないので評価は低いけど、本質を突いていると思います。

終盤の接見時の田中麗奈さんが素晴らしく美しく、これが「見て良かった」にかろうじて引き戻してくれました。
善悪や真偽の枠を越えた美なるものと出会った感じです。偶然じゃないと思う。監督の意図に彼女が見事に応えたんだと思う。これがこの映画のキモだと考えてます。理屈じゃない。

この家族はそんなに稀でなく、引きこもりみんなが人殺しになるんじゃないの?という疑問が湧きます。昭和の自己中価値観の父親は普通にいると思います。でも、この父親はその中でも特異です。それが一番はっきり分かるのがラストです。彼こそが腐ったリンゴであり、汚濁の元凶だったんです。こういう人は一般人に紛れ、善人ヅラをしていたんです。それが事件が起きたことで半分剥がされ、ラストで降臨します。
めちゃくちゃ面白かった。

本当にこういう家族っていくらでもあるだろうし、自分はたまたまこうならなかっただけだということが恐ろしかった。
fumica

fumicaの感想・評価

3.1
お母さんがとにかく怖かったー。
最期に食べたいものを聞いておいて否定するところ。
長男の奥さんに息子が死んだのはあなたのせいというところ。
カナブンの話をするところ。

お父さんは(ここまで悪態つかないけど)こういう人いるいるって思った。相談なんてしなくて良かれと思って決めたりする人。

めちゃくちゃ偉そうにだけど、土下座をしたのはお父さんなりに謝っているように見えた。
最悪な人には違いないけど。

このレビューはネタバレを含みます

父親が一番ワルだから、生きて罪を償わせられるのかなと思った
chihiro

chihiroの感想・評価

3.5
公開時からいつか観る気ではいましたが、鑑賞後は絶対に重苦しい気分になることが分かっていたのでなかなか観るに至っていませんでした。今日はついにそんな気分になれたので、やっと鑑賞できました!

総じて、俳優さんたちの演技力が素晴らしく、ただでさえ暗くてしんどい家族描写にさらなる拍車をかけてくださいました。

イチ家族の崩壊を描いた本作。たしかに父親がこうなったキッカケのひとつではあったと思いますが、決して家族を大事に思っていないわけではなかった。それがまたひたっっすらしんどかった。(一部究極に最低な箇所もありましたが)
登場人物の誰にも共感してないけど、他人事ではないし、謎に危機感を覚えました。
子は、親を選べない。人格は、家族含め周囲の環境によって形成されると言っても過言ではないと思う。だから、自分がいつか親になって、もし子供をこのようにしてしまったら、どうするんだろう…?とか思うと少し未来が怖くなりました。
救いようがなく(呆れる意味ではなく仮に手を尽くしても救ってあげることができなそうって意味で)ある意味絶望的な作品でした、、こわ。
TTT

TTTの感想・評価

3.4
記録
>|