赤ちゃんパンダ

ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこその赤ちゃんパンダのレビュー・感想・評価

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久しぶりのワイズマン。4/24にこれと「ニューヨーク公共図書館」、4/29に「ボストン市庁舎」を見て、感想を書くのをさぼっていたから頭のなかで混ざりまくり。

はじめて見たワイズマンはチチカット・フォーリーズな気がする。1967年に撮られたら多分ワイズマンの長編処女作? 見たときは、沸いた!見たのは2012年くらいの、オーディトリウム??で特集をやっていたとき。ユーロスペースだったかな?
その何年か後にシネマヴェーラでも特集をやっていた気がする。一本立てで(当時はまだ通常時は二本立てだった)。

最近の作品で見てるのは、「パリ・オペラ座のすべて」(2009年)とか「クレイジー・ホース」(2011年)。2010年の「ボクシングジム」も多分見てる。オペラ座やクレイジーホースもおもしろかったけど、題材が煌びやかな世界だったし、それまでのワイズマンの映画とは異なる感じもした。
今回早稲田松竹で3本かかることになって、予告編を映画館できたときも、「ワイズマン、なんか方向性変わっちゃったのかなー」と思っていたけど(Bunkamuraル・シネマ感がすごかった。そして私が好まない感じのテイストだった)、結論、変わっていなかった気がする!
でも3本みて、ちょっとやさしくなったかな?と思った。題材がというのもそうだけど、膨大なカットのなかで、どれを作品に使うか、みたいなのが…。


映画はジャクソンハイツといういろんな出自を持つ人々が集まるニューヨークの地域の話。
土地と資本主義、市長、パレード、、
麻薬のストア、フードバンク、
移民の集会、、

などがぱっと思い出せるんだけど、こういうときに思い出せないカットがよかったりするんだろうな。鶏肉の処理場、美容サロンみたいなところ、、

いろんな人のいろんな表情や顔つきを見られるのがすき。
笑っているとかいないとかの話でもなく、もちろん姿形や造形の話ではなく、人間はこんなにもいろんな顔つきをするんだなと、そして人の顔っていうのはうつくしいな、って思った気がする。気がするけど、もう一か月以上前に見た映画、なんにも覚えてないよ!
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