ホリグチ

ミューズ・アカデミーのホリグチのレビュー・感想・評価

ミューズ・アカデミー(2015年製作の映画)
4.0
ドキュメンタリーとフィクションの境界線はどこにあるのだろう?
実験的に虚実の曖昧さへ挑戦するホセ・ルイス・ゲリンの作品の中でも、「ミューズ・アカデミー」は観る者を幻惑する作用を含んだ問題作。
日付によって時系列を提示しハンディカメラを使用する撮影など、ドキュメンタリー的な手法で撮られていながらも、教授を道化師として据え、どこか荒唐無稽に話が展開していく。
ホセ・ルイス・ゲリンのストイックな姿勢は鑑賞者に対して挑発的ですらある。ゴダールの「さらば、愛の言葉よ」を観たときと同じ匂いを感じた。