きぬきぬ

ミューズ・アカデミーのきぬきぬのレビュー・感想・評価

ミューズ・アカデミー(2015年製作の映画)
3.7
これもフィクションとドキュメンタリーの境界線が曖昧だけど、ストーリーとしてはフィクションなのだと思う。しかしこの作品で教授のミューズとなる女性たちをゲリンのカメラはなんと美しくガラス越しに捉えることか!その美の秀逸さ!
ドキュメンタリーからドラマ(フィクション)への曖昧な混乱が、教授のミューズたる女性たちの揺れる心の奔放さを伴い、女性に対してというよりミューズに束縛されているのは教授ではないのかと思える素晴らしさ。
取り巻きのミューズたちに崇拝されているように見え、でもミューズの存在無しには教授の言葉も意味をなさないような、一見勘違いしがちだけど、女性崇拝映画であったなあ。
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