大学時代に取っていた哲学講師の授業には、必ず美人でお洒落で足の長いTAの女の子がついていた。
その講師はいくつか授業を担当していたのだが、毎回ちがうTAにもかかわらず、どのTAも美人でお洒落で足が長…
これもフィクションとドキュメンタリーの境界線が曖昧だけど、ストーリーとしてはフィクションなのだと思う。しかしこの作品で教授のミューズとなる女性たちをゲリンのカメラはなんと美しくガラス越しに捉えること…
>>続きを読むこれもダンテ「神曲」絡んだ映画。
女神論を説く教授の講義から教授や生徒の実生活まで、恋愛も絡めて描かれる。
ドキュメンタリーなの?フィクションなの?と途中でわからなくなったけど、それもそのはず、その…
登場人物全員が全編理屈っぽいことを喋り倒していて途中眠くなったが、だんだん人間関係がきな臭いことになってきて、目が離せない展開に。本妻が夫の愛人をカフェに呼び出してマウンティングってバルセロナではフ…
>>続きを読む溶ける風景、何層にも連なる画面の上に浮かび上がる男女の顔、オフの声。欲望や軽薄さが剥き出しになる。下世話で身も蓋もない話なので見やすかったけれど、画の戯れにはあまり興味を抱けなかった。キャロルの方が…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
空想の愛の談義は、現実に変わるのか
教授のいうしは音楽である。
感情はコントロールできるのか。
現実に行われた講義と、脚本によるフィクションが共存する。どごまでが現実で、どこからが創造なのか。
愛ゆ…
『シルビア〜』のような顔を重層的に並べたショットがあったり、一瞬でダフネ逃走に切り替わるショットは面白いし、何よりオフスクリーンの扱いにこだわるホセ・ルイス・ゲリンだけに前半の各層が溶け合うようなフ…
>>続きを読む©Los Films de Orfeo