ハニルくん

お父さんと伊藤さんのハニルくんのネタバレレビュー・内容・結末

お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

上野樹里の一緒に暮らす内縁の旦那さんが20歳年上のリリー・フランキー演じる「伊藤さん」。その家に上野樹里のお父さんが転がり込んでくる。本来、お父さんは上野樹里の兄の家で暮らしていたが、元教員で正義をかざして口うるさいお父さんに耐えられず、また子供の「お受験」で頭がいっぱいの兄嫁がノイローゼになってしまって、それで一緒に暮らせないことを感じたお父さんが自分で娘の家に来た。そこで伊藤さんとお父さんと娘の不思議な同居暮らしが始まる。娘はお父さんがストレスなのだけど、伊藤さんがとてもいい人で、お父さんともうまくやる。でも結局お父さんの万引き癖が発覚して、その後、お父さんは家出をして行方不明に。伊藤さんが昔のつてで携帯のありかを調べてくれて、お父さんの居場所が空き家になっている田舎の生家だということが分かる。そして、伊藤さんが上野樹里と兄を連れて車でお父さんの所に連れて行ってくれるが、そこで説得する息子娘の言葉も聞かず、お父さんが伊藤さんに何を言い出すかというと、「自分は東京には帰りたくないので、ここで二人で暮らしてくれ」。それに対して伊藤さんがいうことが、「嫌です。私は他人であり、お父さんの面倒をみなければならない理由はないです。あなた方は甘えすぎだ」といって、三人で話し合うようにいって出て行ってしまう。でも結局、伊藤さんはいい人で伊藤さんの後押しを受けて主人公も自らの本心の思いに従うことができる。