夏色ジーン

お父さんと伊藤さんの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)
4.1
感想川柳「ここ一番 逃げない大人に なりたいな」

レンタル店でパッケージ借りでした。φ(..)

書店でアルバイトをしながら気ままに暮らす34歳の彩は、給食センターでアルバイトする20歳上のバツイチ男性・伊藤さんと付き合っている。小さな古アパートで同棲している2人は、庭で家庭菜園をするなどし、慎ましくも穏やかな毎日を送っていた。そんな彼らのもとに突然、息子の家を追い出された彩の父親が転がり込んで来る。こうして3人の奇妙な共同生活がスタートするが…というお話。

ちょうど自分の年齢くらいが直面する問題が散りばめられてて楽しめましたが、釘を刺された気もしなくもない(笑)f(^_^;

主人公もお父さんもお兄さんも伊藤さんもみんな日本人っぽいなぁと( ̄▽ ̄;)もちろん兄嫁も叔母さんも。みんな世間体や空気を読むことを気にしてギクシャクしてしまう。(;゜∀゜)ズバッと答えを出せば良いんだろうけど、そうもいかない事情にやきもきさせられます。

この中でもやっぱりリリー・フランキーの存在感がいいガス抜きになってるかなと。普段はフラフラして飄々としてるのに、謎のツテや急にマトモな大人の顔を見せたり、まさに掴み所がない。(;・∀・)お父さんが「剛」なら伊藤さんは「柔」。

人間逃げることも時には必要だけど、逆に「逃げない」という言葉の重さを知った。( ゜ρ゜ )

あのホームセンターで夢中になるのは男にしか分からんだろうな(ノ´∀`*)