このレビューはネタバレを含みます
20歳年上のアルバイト暮らしの伊藤さんと同棲するあやさん(34)の元に、お父さんが突然やってきて、3人での生活が始まる─
お父さんの「〜なっ↑」という独特の喋り方がどこか憎めなかったり、ダメな中年フリーターと思いきやしっかりしていたり裏社会にも通じていたり(?)な謎すぎる伊藤さんの人柄など、それぞれのキャラクターが良かった。
伊藤さんとあやさんの歳の差カップルの関係性も良かったなぁ。歳の差はあれど人としては対等な関係で、それでも年上の余裕がある伊藤さん…という感じが、第三者としてみる分にはとても好き。もし自分の交際者が10.20上だったら伊藤さんみたいな方がいいかとは別だけど。たまたま交際した人が年上だった、というあやさんの発言も印象的。(って絶対この映画の一番大事なとこは主人公の歳の差恋愛ではないと思う。)
お父さんの実家のシーン、柿の木に雷が落ちるときの音、すごかったなぁ…びっくりした。
スプーンは結局何だったのかとか若干の謎は残るものの、久しぶりの邦画、面白かったです。