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ハッピーエンドのgogotakechangのレビュー・感想・評価

ハッピーエンド(2017年製作の映画)
3.8
ミヒャエル・ハネケ監督作品というのでちょっと心のヒモを固くして行ったのだが、かなりやんわりとした出来で少し肩透かしを喰らった気分。

『ピアニスト』のようなエグく突き刺さる表現はなかった。
実におだやかでジワジワ寄せてくるものの、際どいところで責め手を止める。フラストレーションが溜まったところで一気に爆発するかと思えば意外にさらっと流されてしまう。

ハネケ監督の名の元に集結したフランスを代表する異端俳優たちが銀幕のなかで「もっともっと !」と訴えているようにみえた。
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