ハッピーエンドの作品情報・感想・評価

「ハッピーエンド」に投稿された感想・評価

miho

mihoの感想・評価

3.8
このおじいちゃんはあの時の
あのおじいちゃんだったのか!

なんというかドライでカラッとしてて
引きの画とか、良い空気感だったな。
ハネケ監督なので、ハッピーな話な
訳がないwというのを前提に観ている
せいか、痛さや残酷な感情に対する
耐性がハネケバイアスとして(他の
監督ではまたかかるバイアスが違う)
まずあるのでその辺はサラッと受け入れ
ながら、13歳の娘とじいちゃんの妙な
シンパシーにある種のクールさを感じ
つつ、なんでもiPhoneで記録する娘の
ヒトゴト目線の恐ろしさも感じました。

お豆腐メンタルの息子さんは辛い。
パン

パンの感想・評価

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残忍な映画

ナニゲにハネケの光る海が好き
Yukiko

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3.8
2019年5月18日
『ハッピーエンド』  2017年フランス制作
監督、ミヒャエル・ハネケ。

フランスのカレー。
ロラン家は、父ジョルジュ(ジャン=ルイ・トランティニャン)、
その娘アンヌ(イザベル・ユペール)、アンヌの弟トマ(マチュー
・カソヴィッツ)とその妻子が一緒に住む。
アンヌは建築業の会社を父から受け継ぎ、弟トマは医師として
働いている。
アンヌの息子は家族に馴染めず性格もナイーブ、別宅に暮らす。
この家に、トマの先妻の娘エヴ(ファンティーヌ・アルドゥアン)
が一緒に住むようになる。


両親の離婚。
母と一緒に暮らしていたエヴは、父の再婚により、父から
見捨てられたと強く感じているようだ。
エヴの母は病気で、その薬をエヴはこっそりと取って集めていた。
しかも、その薬を飲む! 病的状態。
医師の父は薬を飲んだことを見破った。
愛に渇望か? 笑わないエヴ……

ジョルジュもまた人に言えない過去を持っている。
祖父と孫がそれぞれの過去を打ち明ける場面は衝撃だ。

アンヌのパーティーに息子が移民者を連れてきて、帰ろうとする
移民者を追い出さずにテーブル席を新たに設けたのはいいね♪

が、その後、祖父と孫の行動……なんで、そうなるの?
それでハッピーエンド?
エヴのとる行動は心がサメテイル。

この映画の内容で、題名がハッピーエンドとは。
ワカラン……
Sayuuuuuu

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2.6
深い闇を感じた
ryodan

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5.0
2018-03-14

M・ハネケ監督作。

鮮烈極まりない作品。
少女のスマホ画面から始まり、母親の毒殺計画をツイートする。
その後の顛末は、語りつくせないです。
語り口は自然ながら、どこかサスペンスフル。
何か事件が起こるそのドラマより、そこに至る前の日常の連続。意識的にドラマ進行に山場を持たせず、ずらすにずらす演出。
人物関係の説明も一切なし。
スマホと苛立ちが常に映し出され、軽薄な食事と会話。
全く人間味のない大人達。
対照的に少女と老人がクローズアップされ、後半に引きずり込んで、愛と死をフォーカスしていく。
南仏の日差しの強さとけだるさ。
ブルジョアジーへの皮肉も込めたエンディングのパーティー。
無音のエンディングロールもドキドキでした。
傑作です。

山桃

山桃の感想・評価

3.8
ハネケ監督。観ていてぐいぐい引き込まれる感じは「隠された記憶」でもそうだった。それを観ているからラストがどうなってももう大丈夫(耐性ができました)。

イザベル・ユペールはどんな役をやっても彼女本人がその役柄そのものに見えてくる。私生活もそのまんまじゃないかと。すごいなー、この人。
kottan

kottanの感想・評価

3.8
何とも言えない後味の悪さ、かと言って観るのを止められない中毒性。人間の表と裏、闇、二面性とか生き様とか…色んなドロドロしたものを性別や世代別、年代別に淡々と描き分けていて説得力が半端ない。ただただ納得させられてしまうし、ねっとりとした怖さが後を引く。
HAY

HAYの感想・評価

4.0
"みんな 元気?
さっき エサに薬を入れた
ママのうつ病の薬"

"みんな 元気?
ふ

ふの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

「何が起ころうと いつか あなたが私を忘れようと 私は永遠に あなたのものよ 目の前がぼやけてる あなたを想いすぎて涙が出てきたから」「トマ!あなたに抱かれ続けたあの美しき3日間が今日まで生きる力を私に与えてくれたの」

なにがその人を生かしているか、というのには個人差があると思っていて、原動力という言葉でも言えると思うのだけど、幸福感や喜びの人も怒りの人もいて。
死に時を私たちが選べないのはなぜなんだろう?わたしはあなたたちの誰にもずっといなくなって欲しくないのにわたしは私たちが死に時も死に場所も選べないのが不自由に思えてならないのは、ひどく矛盾しているけれど。あんなにうつくしい海なのだからここがいいと思ってしまうよな、ひどいことをしてもうつくしい場所で終わりたいのだ
おじいさんが「お姫様」に身の内を明かす場面(「後悔したか?」後悔というキーワード、「この間庭を眺めてた時偶然 目にしたんだ 大きな鳥が小鳥をバラバラに引き裂いてた 地上に降りてから引き裂いてた」)と、トマとママのメールのやり取りが印象的だった、大事にしたいと思った。

まで書いて、この映画にはいくつかの組み合わせの心内を明かす・交わす場面があって あってというか、そこに神経を払っている 時間を割いているね
誰にも言えないと思っていることをあなたにだけは、と打ち明けられる他者がひとりでもいるなら私は幸福な人生だと(あなたの人生は救われている)と思うから印象的だったのかもしれない

暴力、それも野生的な暴力
痛みを感じられない人
自分にとってなにが現実かということ、それとは違う頑としてある現実、また他人との現実の擦り合わせがこの世にはあって、それは結構苦しい
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